「人権」という言葉を聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
この記事では、弊社で行われた人権研修によって変化した社員の人権への考え方、そして弊社のSDGsや人権への取り組みをご紹介します。
この度弊社では、滋賀県草津市 人権センター所属の杉江様を講師としてお迎えし、人権研修を行いました。当人権研修は、弊社社員にとって、人権に対する正しい理解を促すきっかけとなりました。ここでは、社員が研修を受けた前後の認識の変化をご紹介したうえで、人権の基礎、今話題のSDGsとの関わりについて解説します。
人権研修を受講する前に弊社の社員にアンケートを取ったところ、人権という言葉に対して「同和問題」や「部落問題」といった社会問題を想起する社員が多くおり、少し狭い範囲の人権への理解にとどまっていました。
しかし、人権研修を受講した後では、上記の問題にとどまらず、人権の範囲が「性別」「身体障がい」「人種」「性自認」など、その範囲が多岐にわたることを改めて認識した社員が多くいました。
そもそも人権とは
「人権」という言葉を法務省のサイトで調べると、「すべての人々が生命と自由を確保し,それぞれの幸福を追求する権利」あるいは「人間が人間らしく生きる権利で,生まれながらに持つ権利」という定義となっています。
人権課題として扱われるテーマは実に多く存在し、法務省のサイトでも男女平等、子どもの権利、障がいのある方への差別、人種差別など数多くの課題が上げられています。
今回の人権研修では、「性自認や男女平等問題の観点から履歴書の『男・女』という欄が廃止された」というニュースなど、身近な事例を知ることで、これまで普通だと考えられてきたことが、実は人権問題に関わっていることを学びました。
※法務省サイト:http://www.moj.go.jp/JINKEN/kadai.html
SDGsという言葉が世の中のあちこちで聞かれるようになってきましたが、このSDGsは人権とは切っても切り離せない関係にあるキーワードです。
そもそもSDGsとは、「誰ひとり取り残さない」を理念として、貧困や不平等、気候変動など、人類が直面する課題を解決するため、2015年に国連のすべての加盟国の合意で掲げられた「持続可能な開発目標」です。全部で17の目標と169のターゲットから成り、2030年までに達成されるべき課題です。
このSDGsの17の目標のうち、3番目の「すべての人に健康と福祉を」や、5番目の「ジェンダー平等を実現しよう」、10番目の「人や国の不平等をなくそう」など数多くの目標が人権課題とも非常に関連性の高い項目となっており、人権尊重の理念がその土台にあることが分かります。
● パンテックが取り組むSDGs・人権
ここからは、弊社がすでに注力している、もしくはこれから力を入れていきたいと考えているSDGsの目標や人権課題と、その具体的な方針を紹介します。
ここまで、弊社の人権研修における社員の変化や、現在実施している取り組みについてご紹介してきました。
弊社はこれからもミッションに則り、SDGsの目標に沿った事業活動を続け、持続可能な社会の発展を目指して邁進していきたいと考えています。
就労支援施設とのパートナーシップをはじめ、現在水面下で動いている取組みが公になりましたら、弊社のホームページでもご紹介させていただきます。乞うご期待ください。
パンテックブログ編集部