プラスチックリサイクルで未来創造 Lita Lab|株式会社パンテック

市況報告2025年9月号 vol.203を発行しました

作成者: 株式会社パンテック|2025.09.09



『市況報告』vol.203(9月号)を9/5(金)に発行しました!
パンテックでは世界のプラスチックリサイクルの市況についてまとめた『市況報告』を毎月配信しています。今後とも、皆様のお役に立てる情報をお届けできるよう努めてまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

今回は『市況報告』の記事の中から、「ベトナム|食品グレードrPETの量産体制を地元企業が国内で初めて確立」の冒頭部分をご紹介いたします。
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ベトナム|食品グレードrPETの量産体制地元企業が国内で初めて確立

 ベトナムで食品グレードの再生PET(rPET)の国内生産が進んでいる。ベトナムの大手プラスチックメーカーのグループ会社であるDuy Tan Recycling社は、欧州食品安全機関(EFSA)に認められたプロセスを用い、国内で初めて食品グレードのrPETの量産体制を確立した。さらに、シンガポールのCommercial Plastics Holding 社がベトナム南部に新たな製造拠点を設立し、欧州標準技術を導入して供給量を拡大している。北部でも香港のリサイクル会社ALBAグループのアジア支店と国内リサイクル会社VietCycle社が提携してリサイクル工場設立を進めており、リサイクル工場の国内における分布バランスの改善が期待される。回収においては、2025年1月からホーチミン市で導入されたリバース・ペンディング・マシン(RVM)がハノイ市にも拡大しており、都市部のPETボトル回収に対する意識の浸透が加速している。さらに、政府は輸入への依存度を下げるため、国内で生産された再生材の調達を優先する方針を打ち出しており、地域産業の競争力向上に貢献している。…

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(『市況報告』にはこの記事以外にも世界各国に関する記事が掲載されています。)

No.203 2025年9月号の目次はこちら

 目次
 ◾️中華人民共和国|【最新】中国の経済情勢調査レポート
 ◾️ベトナム|8月の中国汎用プラスチック市場の動向(PP/PE /PS/PET)
 ◾️インドネシア|食品グレードrPETの量産体制を地元企業が国内で初めて確立
 ◾️インド|2029年廃棄物管理率100%目指し持続可能な資源循環強化を推進
 ◾️ベルギー|化石燃料不用のプラ生産施設設立による業界への影響
 ◾️PANTECH NEWS|「ChinaReplas2025」最新プチレポート