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大阪・関西万博でワークショップを実施

作成者: 株式会社パンテック|2025.09.30

 2025924日(水)、大阪・関西万博で近畿経済産業局主催の「じつは、こんなものからできてんねんフェス〜Rethink Design Expo〜」が開催され、当社は出展企業の一社である株式会社吉川国工業所のパートナー企業として参加しました。
 今回のイベントは経済産業省が主催する「『科学漫画サバイバル』シリーズとコラボ! 循環経済を楽しく学べる『サーキュラーエコノミー研究所』」のなかで近畿経済産業局が展開する「Rethink Designプロジェクト」の一環として実施され、パンテックは吉川国工業所様とともに、「PETボトルキャップでオリジナルアンブレラマーカー」というタイトルのワークショップを行いました。
 この企画は生活者にとってなじみ深いペットボトルキャップ由来の再生原料を使用し、小型の手動式射出成形機でオリジナルのアンブレラマーカーを作るというもの。
 プラスチック製品は身の回りに溢れてはいますが、それらがどのようにして作られているのかや、分別・回収された後にどのようにして再生されているのかなどは、生活の中で深く考える機会は意外と少ないのではないでしょうか。
 そこで、プラスチックがどのようにリサイクルされ、もう一度、製品として生まれ変わるかを「頭で知る」だけでなく、実際に「自分の手を動かして体験する」ことを通じて、プラスチックの資源循環をより身近に感じてもらうことを目指し、今回のワークショップを企画しました。

  

 当日は用意していた整理券が全てなくなるほど盛況で、子どもから大人まで、性別を問わず幅広い世代の方にアンブレラマーカー作りを体験していただくことができたのは、今回のワークショップでの大きな成果だと感じています。
 参加者の皆さんからは「楽しかった」「プラスチック製品ってこうやって作られるんですね」「普段、キャップの分別・回収に取り組んでいるけど、はじめてどのようにリサイクルされているのかが分かりました」など多くのポジティブな感想をいただきました。

 

  今回のワークショップで使用した小型の射出成形機は、色の異なる原料を使用した場合、マーブル調の製品が出来上がります。色合いは成形ごとに異なるため、世界で一つのオリジナルの製品が作ることができます。自分で作ったアンブレラマーカーを手に取った参加者からは「めっちゃかわいい!」「絶対につけます!」など、多くの喜びの声や応をいただきました。
 今回使用したのは手動式の射出成形機のため、通常の機械式のそれとは異なり、一つひとつ手でレバーを押し込み成形するので手間も時間もかかりますが、その分、機械式にはないクラフト感を楽しんでいただけたのではないかと思います。
 パンテックではこうしたワークショップなどを通じて、サーキュラーエコノミー(循環経済)の啓発活動を行っています。11月には滋賀県立琵琶湖博物館にて開催される「2025年度 びわ博フェス」に参加し、今回と同様のワークショップを実施する予定です。
 次回のイベントでもまた多くの方にお会いできることを楽しみにしております。