パンテックは再生原料を元に製造したフェイスシールド8,000枚と防災シート40枚を滋賀県に寄贈し、これに伴い、2022年1月14日(金)滋賀県庁にて贈呈式が行われ、滋賀県の三日月知事より感謝状を頂戴いたしました。これらの寄贈品は、工場で発生したプラスチック製品の製造ロスや、倉庫で発生したプラスチック製買物袋のデッドストックを、我々パンテックにてマテリアルリサイクルとして再生原料加工を施し、それらを原料に製造したものとなっております。
今回、パンテックが滋賀県に寄贈したフェイスシールドは、県内における新型コロナ対応等で活用されることが予定されております。防災シートについては、滋賀県が執り行う危機管理対応にて使用される予定です。
贈呈にあたって、代表取締役の黒木正明は以下のようにコメント。
「現在、世界的にサーキュラーエコノミー(循環経済)への移行が求められております。パンテックでは『近江商人』の『三方よし』に『作り手よし』『地球よし』『未来よし』を加えた『六方よし』の精神で、人と環境に寄り添いながら、『環プラ®︎』をキーワードに、プラスチックを資源として循環させる取り組みを展開しております。滋賀県ではマザーレイクゴールズ(MLGs)に取り組まれておりますが、『環プラ®︎』プロデュースカンパニーを標榜するパンテックとしても、今後もより良い未来に向けて、滋賀県の皆様とともにソリューションを共創したいと考えております。」
三日月知事からは、昨年、パンテックにインターンに来られていた京都先端科学大学の学生による滋賀県立瀬田工業高校での出張授業の取り組みについてご評価をいただき、またプラスチック資源循環促進法の施行により、ますます「環プラ®︎」のニーズが高まっており、パンテックの今後の活躍に期待を寄せているとの旨のお言葉を頂戴いたしました。
【参考】
「京都先端科学大学インターン生との取り組み」「京都先端科学大学インターン生との取り組み-Vol.2」
また、専務取締役の黒木慶一からは、海洋プラスチック汚染の問題と同じく、琵琶湖がプラスチックに汚染されていることについて言及。世界的にサーキュラーエコノミーへの移行が進む中、滋賀県としてもこの問題に対処することが重要であり、SDGsやMLGsの一環としてあらゆるプレイヤーを巻き込みながら、ソリューションを共創していってはどうかとご提案をさせていただきました。その上で、琵琶湖のプラスチック汚染の問題に対するパンテックのアクションプランについても共有させていただき、三日月知事にも大変関心を寄せていただきました。
マザーレイクである琵琶湖のプラスチック汚染の問題は、滋賀県に本社を置く「『環プラ®︎』プロデュースカンパニー」を標榜しているパンテックとしてもオーナーシップを持って取り組みたい課題です。
琵琶湖のプラスチック汚染の問題に対するパンテックのアクションプランについては、今年、社内にプロジェクトチームを立ち上げ、活動をスタートさせることを予定しております。その社会実装フェーズにおいては、滋賀県をはじめとする県内の自治体の皆様はもちろん、事業者や各種団体、県民の皆様とも連携、協働させていただきたいと考えており、その意向を三日月知事にもお伝えさせていただきました。
本プロジェクトについては、詳細が決まり次第、追ってご報告をさせていただきます。
今回、パンテックが寄贈させていただいた「フェイスシールド」と「防災シート」は、いずれも工場や倉庫で発生したプラスチック廃棄物に再生原料加工を施し、それをもとに製造した環境配慮型製品です。各製品の詳細を下記にてご紹介いたします。
パンテックではそのデッドストックとなったプラスチック製買物袋を有効活用すべく、某大手企業様より対象物を回収して国内のパートナー企業にて再生原料加工を施し、プラスチック製買物袋由来の再生原料を一部使用した防災シートを製造する国内完結の資源循環スキームをプロデュースしました。
なお、防災シートの製造は、ブルーシートの国内トップメーカーの萩原工業株式会社(本社:岡山県倉敷市)様にて行っていただきました。
2022年には「プラスチック資源循環促進法」が施行されることが予定されており、プラスチック廃棄物を資源に変えて、循環させていくこのような「環プラ®︎」の取り組みが、より一層、重要になってくるものと考えております。
「環プラ®︎」に興味を持っていただけましたら、お気軽に弊社までご連絡ください。
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