2020.10.27

マテリアルリサイクルとサーマルのワンストップ提案の実現

日本ウエスト株式会社様

業界リーダーとしてトップクラスの取扱量を誇る。
パンテックを通じて様々な企業と出会い、さらなる相乗効果を生み出す仕組みづくりへ。

日々進化し続ける技術革新によって、マテリアルリサイクルしづらい素材が増える昨今。
サーマルリサイクルで再資源化に取り組む日本ウエスト株式会社様とパンテックとの取組事例について営業部 次長 上島 英嗣氏、中部営業所 営業部 課長 森本 宏氏、営業部 係長 竹山 伸裕氏に伺いました。

● 日本ウエスト株式会社について

一般・産業廃棄物の収集運搬業務、産業廃棄物の中間処理業務を通じ、廃棄物の再資源化、固形燃料(RPF)の製造販売を行う。全国の製造拠点と自社トラックでの小口回収を強みに年間12~13万トン(2016年度実績)を取扱い、日本全体での燃料使用量の10%強のシェアを占め、固形燃料の製造販売においてトップクラスの取扱量を誇る。
設立;1998年1月。事業所;京都市伏見区。従業員数;60名(2017年4月現在)

新しいウインドウで開きます日本ウエスト株式会社

Press1:
全国のRPF製造拠点で業界トップクラスの取扱量を実現

Q:業務内容について教えてください

事業者様から発生する産業廃棄物を回収して、廃プラスチック類を主とする固形燃料(RPF)を製造しています。

私たちは事業者様から発生する産業廃棄物を回収して、廃プラスチック類を主とする固形燃料(RPF)を製造しています。このRPFは石炭、コークス等の代替燃料として、主に全国の製紙、鉄鋼会社へ向けて販売しています。また、廃棄物処理に関する課題解決に向けた提案、排出事業者様 それぞれのニーズに沿ったコンサルタント業務を行っています。現在、日本のRPF使用量は年125~130万トンと言われており、弊社では全体シェア10%強にあたる12~13万トンを取扱っています。全国に点在する生産拠点ネットワークを活かし、全国へRPF燃料の販売を可能にしています。

Q:RPF製造時、廃プラスチックと紙類の配合割合は?

廃プラスチック類と紙類を7:3の割合で配合しています。

170721GdwdNqGJRPFの原料にしているのは、マテリアルリサイクルが難しい廃プラスチック類と紙くずです。販売先の規格にもよりますが、廃プラスチック類と紙類を、7:3の割合で配合しています。たとえば、ラミネート加工が施されている素材やラベルシール、粘着紙などはマテリアルリサイクルに向かない原料として考えられています。紙類は原則として一般廃棄物に該当しますが、紙の加工業者様などから排出される不要な紙類は紙くず(産業廃棄物)となり、紙として再生できないものを弊社でRPFとして製造販売しています。

 

Press2:
自社回収率の高さと徹底した品質管理下での製品づくり

Q:貴社の強みを教えてください

自社回収率の高さとJIS規格基準に基づいた製品生産が強みです。

170720ZaLh8TiX自社トラックでの回収率の高さが大きな強みのひとつです。サーマルリサイクルを行う業界では、排出事業者様 からの持込出荷が多くを占めるのですが、弊社は自社トラックでの回収を行うことによって排出事業者様 へ提示する処理費用の面でもメリットを出しやすいと考えています。現在、自社では約50台の回収トラックを保有しており、回収の80%を自社トラックで行っています。

また、保有しているトラックの中でもパッカー車にはロードセルと呼ばれる計量器を備え付けることで、多量排出事業者様 だけでなく、少量の排出事業者様へもルート回収が可能となります。これによって、個別回収を行うよりも運賃を抑えられ、処理費用の低減につながります。

さらに、弊社では自社トラックのドライバーにはすべて正社員を登用しているため、回収の際に新たな商材の相談を受けたとしても、引取り可能かどうかの判断をその場で行うことができます。このようにスポットで排出される商材に関してもスピーディで柔軟な対応力に強みを感じています。

また、製品の品質面においても強みがあります。RPFの製造に関するJIS認証を全国で初めて受け、JIS規格基準に基づいた製品生産を行っています。確かな品質を安定的に提供するために、弊社では分析室を設け、週に一度自社分析を行います。加えて、月に一度の外部分析を実施することで徹底した品質管理、維持に日々努めています。

 

Press3:
環境対策の取組におけるバイオマスボイラー使用

Q:ペーパーレス化に伴う燃料使用量への影響は出ていますか?

ペーパーレス化に伴う製紙会社への供給量の落ち込みはありません。

現在、全国の約50社のユーザー様へRPFを販売していますが、ペーパーレス化に伴う製紙会社への供給量の落ち込みはありません。確実に紙の使用量は減り、生産量も減っているかとは思いますが、環境対策においては二酸化炭素の排出量低減が求められ、より安価な燃料を使用してエネルギーをつくることが最優先に考えられます。その上で、石炭などの化石燃料よりも私たちが製造しているバイオマス燃料(バイオマスボイラー) が優先的に使用されるため、エネルギー消費量は減っても、バイオマス燃料の使用量減にはまだ至っていません。

加えて、バイオマス燃料使用の追い風となるのが国からの補助金制度です。化石燃料ではなくバイオマス燃料を使用して発電することで、二酸化炭素の排出を約33%抑制できます。このことから、化石燃料の使用を減らす動きがあり、大手の製紙会社では、二酸化炭素の排出量がどれだけ抑制できたかを報告している企業もあります。環境対策への取組の一環としてもバイオマス燃料の使用が推奨されています。

 

Press4:
パンテックとのタイアップ事例

Q:パンテックとのタイアップによってどんな効果が得られましたか?

タイアップ事例①:大手化学メーカー様

大手化学メーカー様を最初に紹介いただきました。もともと有価物の回収をパンテックが行っていた企業でしたが、有価物で回収できる商材がある傍らで、マテリアルリサイクルが難しい樹脂は産廃処分されている状況でした。マテリアルリサイクル原料として回収できない樹脂をサーマルリサイクル 原料として回収できないかという相談をパンテックから受けたことがきっかけで、大手化学メーカー様との取引が始まりました。

タイアップ事例②:大手化学メーカー様

170720h2Lzsvj9回収が難しいパウダーの回収も実現しています。一般的にRPF原料となる廃プラスチック類はフィルム状や成形ロスの形状が多いのですが、ある大手化学メーカー様では、パウダー状の産業廃棄物の処理に悩んでおられました。そこで、RPF原料として回収可能かどうかパンテックを通じて相談いただき、処理方法に試行錯誤を重ね、現在の取引に至りました。RPFを製造する際、フィルムやロス品と一緒にパウダーを破砕機に投入すると粉塵が舞い、粉塵爆発の恐れがあり大変危険です。

そこで弊社では、パウダー状の廃棄物に対し、専用投入口のある機械を導入しました。このような専用機械を設置している企業は多くないと思います。またRPFの規格上、塩素が入った素材は難物ですが、パウダーのような特殊な形状の素材でもまとまった量で回収できるのであれば試行錯誤させていただき、回収のご提案をしています。このようなチャレンジは、弊社にとっても取扱いの幅が拡がる大きな機会となり得るため、積極的に取り組んでいます。今では、取引当初の頃と比較して3倍近くの量を回収させていただいております。

タイアップ事例②:大手化学メーカー様

大手自動車関連メーカー様においても処理費用のコストダウンが実現し、弊社の回収にご満足いただいています。最近では、生産増加に伴う廃棄物の発生量がほぼ2倍に増えると相談いただきました。弊社の保有トラック台数にも限りはありますが、事業者様の回収要望に沿うべく回収トラックの増便に関して柔軟に対応させていただき、高評価をいただきました。

自社車輌を保有していて、毎月1万2,000tのボリュームを取扱っているRPF製造販売の専業企業はなかなかないと思います。全国各地にあるネットワークと計量器付き回収車による柔軟な対応が弊社の最大の強みと言えます。ハイボリュームでの生産を行うことで、製造原価をぐっと抑えられ、処理費用のコストダウンが図れるため事業者様にとってメリットを生む好循環が出来ています。

ここでは3社の取組事例を紹介しましたが、パンテックから紹介いただいた事業者様の廃棄物はどれも良質のRPF原料です。今後もパンテックを通じて様々な企業との出会いを期待し、さらなる相乗効果を生み出す仕組みづくりを行っていきたいと思っています。

 

Press5:
マテリアルリサイクル企業とのタイアップに求めること

Q:マテリアルリサイクル企業としてのパンテックはどういう企業ですか?

安定供給が可能で信頼関係のある企業として申し分ないビジネスパートナーと考えています。

マテリアルリサイクル企業からたくさん提案をいただく機会はありますが、市況の浮き沈みで付き合い方を変える企業とは長期的な取引は考えづらいです。弊社が原料販売を行っているのは、品質や供給面での信頼を最優先に要求する企業です。安定的かつ品質レベルが維持された原料供給を行う企業でなければ、出口の方に影響が出てしまいます。中でも、中間処理業者様から排出される廃棄物は品質が安定しておらず、品質の維持が難しいとされています。出口よりも入口にあたる原料調達の部分を重視している弊社としましても、品質、供給量ともに安定した原料を回収することで、出口となる販売先へ品質のよい製品を納めることができます。

弊社と取り組みをしていただける企業の資質として、与信面での信頼や取引実績は必要になります。パンテックは、弊社とのお互いの役割をよく理解いただいており、利害関係がわかった上で取り組みをさせていただいており、安定供給が可能で信頼関係のある企業として申し分ないビジネスパートナーと考えています。

今では入口だけでなく、出口の部分も重要になってきているため、分別された品質のよい廃棄物をいかに回収できるかが問われます。その点、パンテックからいただく原料は品質に問題がなく、供給量も安定したものを回収させていただいているため、大変ありがたく思っています。

Press6:
パンテックの評価とマテリアルリサイクル業界について

Q:パンテックの評価を教えてください

大手企業をはじめ、様々な取引先と信頼関係を築いているパンテックからの紹介は信用できます。

170720DahJLHCC先述のとおり、パンテックから紹介いただいた事業者様の廃棄物はRPF原料として良質なものばかりで大変助かっています。大手企業をはじめ、様々な取引先と信頼関係を築いているパンテックからの紹介は信用できます。タイアップの取り組みを始めてから今まで良好な関係を継続していますが、新規で紹介いただくすべての事業者様から良質なRPF原料をいただくことで、さらなる信頼関係と実績を築いています。

事業者様と多く関わり合う中で、パンテックからいただくマテリアル業界の情報は逐一チェックしています。パンテックが毎月配信している直近アジア市況レポートでは、国内の市況だけでなく、販売先である海外ユーザーから生の声を聴き、現地情報を発信いただくことでマテリアル業界の動向が把握できます。実際に、市況レポートから得た情報を元に、排出事業者様 へマテリアルの現状報告ができるので実務面で大いに助かっています。有価物を含めトータルでの提案ができるようになり、顧客満足度がアップしたと実感しています。廃棄物以外の提案ができることで、営業の幅を広げることにもつながりました。今後も、直近アジア市況レポートの継続的な配信を期待しています。

Q:マテリアル業界をどう見ますか?

リサイクル原料として何が取扱えて、何が取り扱えないのかということを明示している企業の方が安心していただけると思います。

透明性のある取引を行っている、何かに特化した企業が生き残っていると思います。取扱いの難しい樹脂が増えていく中で、リサイクル原料として何が取扱えて、何が取り扱えないのかということを明示している企業の方が安心していただけると思います。どんな樹脂でも引取り可能な時代ではなくなりました。自然淘汰が進むマテリアルリサイクル業界もより一層厳しさを増していくのではないでしょうか。他社といかに差別化を図れるかがポイントになると思います。

Press7:
パンテックへの期待と今後の展望

Q:今後、パンテックに期待することは?

お互いの強みを十二分に活かして相乗効果を高め、両社のビジネス拡大につなげたいです。

廃棄物処理の正しい順番として、マテリアルリサイクルが優先されるべきだと考えています。しかし、マテリアルリサイクルに向かない、またリサイクルがしづらい素材については、よきパートナーとしてご相談いただきたいと思います。また、マテリアルリサイクルにお困りの事業者様がいらっしゃいましたら、弊社からリサイクルの可能性を提案させていただきますのでご紹介いただければ幸いです。お互いの強みを十二分に活かして相乗効果を高め、両社のビジネス拡大につなげたいです。そして、今まで以上に顧客満足度を高められる、WIN-WINの関係を継続していきたいと考えています。

まとめ

・パンテックは安定供給が可能で信頼関係のある企業として申し分ないビジネスパートナー
・大手企業をはじめ、様々な取引先と信頼関係を築いているパンテックからの紹介は信用できる

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