パンテックでは、日ごから地球環境保護への貢献を念頭においた事業活動を行っています。
メインは、廃プラスチックリサイクルのトータルプロデュース企業としての事業です。
私たちの生活を通じて排出されるプラスチック廃棄物が地球環境に及ぼすインパクトは非常に大きく、『1tのプラスチック廃棄物をマテリアルリサイクルすることで、5,774kWhのエネルギーと16.3バレルの油、22㎥の埋め立て地をセーブできる』とも言われています。
我々パンテックは、この大きな課題に立ち向かうべく、1tでも多くのマテリアルリサイクルを捻出できるよう日々用途開発や排出元企業様へのソリューション提供を行っています。
この他にもう1つ、弊社では、全社一丸となって取り組む活動があります。それは廃プラスチックのリサイクルという分野にとどまらない環境保護活動です。今回は、森林整備活動に関する取り組みを紹介いたします。
ホームページやこのブログの中でも何度かお伝えしている通り、パンテックが目指すのは地球環境に優しい企業です。その経営方針に沿った取り組みの一環として、NPO法人ヒマラヤン・グリーン・クラブの活動に社員全員で参加させていただいております。
ヒマラヤン・グリーン・クラブは、1992年に設立され、植樹活動、学校建設、医療教育など様々な分野のボランティア活動を世界中で展開されてきました。そのヒマラヤン・グリーン・クラブの、ここ滋賀県における活動の1つに近江八幡市の「伊崎ふれあいの森」での森林整備活動があり、パンテックもお手伝いをさせて頂いてきました。
そのきっかけは2010年にさかのぼります。これから地球環境に優しい企業として成長しようとする中で、従業員一同が業務面以外にも利他の心を育みながら、社会に貢献できる活動をすべきだと考え、県に問い合わせたことがきっかけでした。そこで、ご紹介いただいたのがNPO法人ヒマラヤン・グリーン・クラブです。
もちろん、そのような活動をされている団体に寄付させて頂くことも選択肢の一つでした。しかし、担当者のお話を伺う中で、今必要なのは寄付ではなく実際に活動を行う人手であり、時間や労力を提供できるということに気づきました。本来の環境保護活動とは、「自身で目の当りにする状況を感じ、実際に自分たちの体を使って微力ながら環境活動に取り組む」。これがパンテックとしてなすべきことだと考え、活動に参加させて頂くようになりました。
2010年の初回参加時には4名だった社員の参加人数も、パンテックの成長と共に増え、昨年ではその5倍にあたる20名が参加させていただけるまでになりました。森林保護活動の主な内容としては、下草刈りや枯損木の整理、登山道の整備です。地域のボランティアの方々に道具の使い方を教えて頂きながら作業を進めます。
この活動では、個人ではなかなか経験できないような自然体験をさせていただけるのに加え、仕事外での社員同士のコミュニケーションを深められるということもあり、パンテックのチームワークにとって重要な役割を担っています。6年前に始まった活動参加ですが、今ではパンテックの一部となり若手、ベテラン関係なく社員皆が参加するパンテック文化の一つになりました。
そんなヒマラヤン・グリーン・クラブの活動ですが、世界的な規模でみると、活動地域におけるテロの脅威、参加者の減少(高齢化)など大きな障害がたちはだかってきました。そして、同組織内での議論が尽くされた結果、2016年7月30日をもって解散が決定されました。ヒマラヤン・グリーン・クラブとしての活動には幕が下ろされましたが、この伊崎ふれあいの森の整備活動については、新たに設立された『滋賀グリーンクラブ』に引き継がれることになります。
これまでの活動が評価され、滋賀県森林管理署と森林整備活動協定を結ぶに至った『滋賀グリーンクラブ』は、ヒマラヤン・グリーン・クラブの有志数人で立ち上げられた森林ボランティア団体です。林野庁から提供された近江八幡伊崎半島で下草刈り、枝剪定、歩道整備を中心として活動し、今後もメールを中心に活動参加者を募られるとのことです。(個人、企業問わず)
パンテックではより一層の積極的な活動参加に加え、ホームページでの活動報告を通してより多くの方々にこの活動を知っていただくことで、一緒にこの活動を盛り上げさせていただきたいと思います。
この記事を機に、活動にご興味を持っていただけましたら、お気軽に下記担当者までご連絡ください。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社パンテック
〒520-2134 滋賀県大津市瀬田4-5-8