2011年3月22日弊社ホームページ・ニュースリリースにてお伝えしました通り、
東日本大震災発生直後の義援活動として、少しでも被災地でお役に立てないかと思い、
義援金を贈らせていただきました。
震災から半年経過した現在、さらに我々は企業としてもっとお手伝いができないかを考えた末、
今回復興支援のための災害ボランティア活動へ参加するに至りました。
2011年9月8日~10日岩手県陸前高田市においてパンテックのスタッフ5名が陸前高田市
災害ボランティアセンター指導の下、復興支援のための災害ボランティア活動に参加しました。
以下に災害ボランティア活動についてご報告致します。
【1日目】 田畑のがれき撤去、草刈り
【2日目】 浸水したお宅での片付け、清掃、草刈り
活動中、信じ難い光景を目の当たりにし、震災の恐ろしさを痛感しました。
陸に打ち上げられた船
津波に巻き込まれた車
途中で途切れねじれている線路
真っ二つに折れ曲がっている電柱
2日目、個人宅での片付けの際、お家の方より非常に印象的なお話を聞かせて頂きました。
「波が黒い壁のように見え、バキバキと音を立てて押し寄せてきた。
何も残らず全て奪われてしまった。復興という気も起らない。」
その中、陸前高田市に残ったものがありました。
復興のシンボル「希望の一本松」です。
かつて松林だった地に、今、長い松一本だけがしっかりとそびえ立っています。
その力強い姿に、地元の方々は勇気づけられているという言葉をあちこちで耳にしました。
地震が発生して半年が経った現在も、不自由な生活を余儀なくされている方々がたくさんおられ、
ボランティアの手は未だ必要とされています。
弊社では今回ボランティア活動に参加した5名の所感・意見を社内で共有し、
いつまでも被災地の皆様に心をよせながら、日頃の業務に頑張ってまいります。
下記にボランティア活動参加者の感想をご報告致します。
*鈴木克彦*
ただただ、震災後半年が経つ今も尚、ボランティアに来ている人々が多いのに驚きました。
ボランティアセンターで日々ボランティア活動の受付・マッチングなど
運営に携わっている方々にも敬服しました。
まだまだ被災地では、支援を求め、また、日本中からボランティア活動に向けた支援の輪は
広がっていると感じました。
*蔵貫亜由美*
被災地では、生の声を聞き、見ることができました。しかし、本当の悲惨さは想像しきれませんでした。
浸水したお宅の泥拭き作業を行いながら感じました。「被害を受けた上に、この後片付けまでを
被災者が自ら行うのは、あまりにもやるせない」と。
そして、被害を受けなかった私達がお手伝いすることは、当然のように思えました。
活動は誰にでも出来る内容です。人手さえあれば、片付くことが多々あります。
より多くの人々で、活動を支えていくべきだと感じました。
*井上佳子*
ニュースや新聞だけでは感じることが出来なかったもの多く感じました。
津波による影響だけはなく、追い打ちをかける様に起きた信じられない二次被害…。
計り知れない現地の方の悲痛な心の叫びが、色々なところで聞こえてくるようでした。
しかし、私達も含め復興を願う多くの人の一つ一つの思いが、今後の東北の方の大きな光となり
希望となり、『がんばっぺし』を合言葉に、震災前より更に発展していくことを心から願っています。
*飯塚由佳*
パンテックでは、月に一度森林整備のボランティアに参加しています。
活動後は整備された森を見て、清々しい気持ちで満たされます。しかし、今回の活動は、活動を終えた後、
言葉では表現することのできない気持ちを抱き、さまざまな事を考えさせられました。
今回の活動を通して、感じたことを無駄にすることのないよう、日々、取り組んでいきたいと思います。
社員一同、一日も早い復興をお祈りしております。