2025年1月15日(木)に立命館大学経済学部 笹尾俊明教授ゼミの2年生の皆さんがサーキュラーデザインセンター(CDC)にご来訪いただきました。笹尾教授は2023年に『循環経済入門 廃棄物から考える新しい経済』(岩波書店)を上梓されている環境経済学の第一人者です。
当日は弊社サーキュラーエコノミー推進部が「プラスチックの資源循環の現状と課題」をテーマに、資源循環に関する世界経済の潮流やプラスチックリサイクルの流れ、国内外のプラスチックの資源循環ビジネスをめぐる状況など、実務者としての目線からお話をさせていただきました。その後、CDC内を見学していただき、実際に再生プラスチック原料に触れていただいたり、CDCでの物性測定の流れなどについてご説明させていただきました。

プラスチックに関わらず、循環経済を支える静脈産業はあまり学生の目に触れる機会がありません。静脈産業では事業承継や従業員の高齢化、人財採用などに課題を抱える企業も多い中、今回のように学生の皆さんと直接お話をさせていただけるのは非常に良い機会となりました。ESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)の重要性が指摘されているように、循環経済の実現には若い世代の関わりが不可欠です。パンテックでは引き続き、ESDに関わる機会を作っていけたらと考えています。
