- 取扱いプラスチック
- スーパーエンジニアリングプラスチック
PPS(ポリフェニレンスルファイド)の特徴
PPSは、黒褐色で、高い耐熱性を持ち、フィラー充填グレードの荷重たわみ温度は260℃以上。
また、強度や剛性がきわめて高く、耐磨耗性にも優れる。
- 耐熱性、高温特性に優れる。(熱変形温度260℃。連続使用温度170-200℃)
- 高い機械的強度。(弾性、クリープ、疲労、磨耗に強い)
- 耐薬品性に優れる。(濃硫酸以外の酸、アルカリ、有機溶媒にも強い)
- 寸法安定性 (精密成形に適している)
- 燃えにくい。
- 優れた電気絶縁性。
- 衝撃、磨耗性が弱い。
- ガスが発生しやすい。
- バリが出やすい。
PPS(ポリフェニレンスルファイド)の主な用途
機械適性の良さから、多くの機械・機構部品に使用される。
- キヤ・コネクタ、絶縁部品・ランプハウジングなどの電気部品
- バルブ、キャブレター部品、燃料系や油圧ポンプ部品などの自動車部品
- 歯車、ピストンリング、ポンプ羽根などの機械部品
- プリント基板
- 高周波配線材料、電磁波遮断材料等