2016.07.26

地域環境にやさしい企業文化を育む 朝の清掃活動

20代半ばの若手社員数名が中心となり、ブログを運営することになりました。既存のお取引先や廃プラスチックの売却先を探しておられる企業の担当者様はもちろん、将来、私たちの仲間になるかも知れない方々に向けて、少しでもパンテックのことを知っていただけるコンテンツを、自分たちの言葉で発信していきたいと考えています。今回は、企業カルチャーを端的に表している取り組みを紹介します。

 

■ パンテックの一日は、社員全員による清掃活動から始まります

パンテックでは毎日、始業前の午前8時30分から朝礼が始まる9時までの30分間、会社にいる社員全員で清掃活動を行っています。清掃する場所は社屋内や敷地内だけではありません。パンテックの社屋は、琵琶湖へと注ぐ瀬田川に沿った道路に面しており、左手の数十歩離れた場所には「水天宮」というバス停、右隣りにはコンビニエンスストアがあります。それぞれを超えたぐらいまでの沿道、さらに瀬田川の川べりまでが清掃活動の範囲です。


桜が綺麗な春の外掃除は心が躍りますが、花びらを掃除するのがちょっと大変。

 

各社員の担当場所は、週ごとに変わります。不在者がいる場合は、欠けた箇所を誰かがカバーできるよう前もって人員を割り振り、分担表を作成しています。その分担表に従って、各自、時間が来たら持ち場へと赴き清掃に取り掛かります。社内の清掃では、自分たちが毎日仕事をしたり、お客様をお迎えしたりする上で、気持ち良く過ごせる空間を保てるよう意識しながらモップ掛けや窓ふき、玄関に飾る花の差し替え、水回りの掃除などを行います。自分の担当する場所でなくても、汚れているところが目につけば自主的に動きます。社外の清掃では、歩道やバス停などの掃き掃除やゴミ拾いはもちろん、春から夏にかけては伸びた草や芝の手入れ、秋には落ち葉拾いなどを行っています。


お客様をお迎えするミーティングルームは念入りに!

 

■ 環境貢献企業として、琵琶湖への感謝の気持ち

幹部層から新入社員まで習慣として定着した清掃活動は、現在地に社屋を構えた9年前から継続されてきました。その背景には、近江商人の「三方よし」の考え方に基づいた経営理念と、「プラスチックの再資源化」に携わる企業としての地球環境に対する強い思いがあります。関西の水がめと呼ばれる琵琶湖を抱えた滋賀県に拠点を置き企業活動をさせていただいていることへの感謝の気持ちを体現したものとして毎朝、清掃活動を行っているのです。
このような企業としての理念は、特に屋外の清掃活動を通して、全社員に浸透しているように感じます。瀬田川沿いには「夕照の道」が伸び、対岸には有名な石山寺が望めるといった風光明媚なロケーションも手伝って、季節の移り変わりを感じるとともに、清掃中にバス停を利用する地域の方々が声をかけてくれたり、バスの運転手さんが私たちの活動を見ていて乗車時に話しかけてくれたりするなど、地域との繋がりを感じる機会も少なくありません。


用水路の掃除もしっかりと行います!

 

■ 「競技場に立つ」ということ

一方でこの清掃活動を毎日続けることは、私たちの日々仕事に向き合う姿勢や生活態度にも大きな影響を与えています。例えばある営業部門の社員は「普段、道を歩いていてたばこの吸殻を見つけたらすぐに拾うようになった。パンテックに入社する前とは意識が変わった」と言います。それは社内においても同様で、掃除以外の時間に埃がたまっているのを見つけたら、ハンディ掃除機を取ってきて吸い取るという行動がそれぞれ身についています。さらに、誰かが何かの理由で出勤できない場合は、皆でどうやってサポートしようかと考えたり、声をかけて手伝ったり、ということが自然にできています。
これは社長の黒木がことあるごとに言う「有意注意」、あるいは「競技場に立つ」といった教えにも通じています。パンテックで働く魅力の1つは、社員1人ひとりが主体性と責任を持って業務に臨んでいることです。そのような環境で働けることに魅力を感じて入社する社員は少なくありません。毎朝の清掃活動はそのような社風を醸成する大きな要因の1つにもなっています。今回、このブログ記事作成にあたりメンバーとディスカッションを重ねながら、そのような実感を持つに至りました。

この清掃活動と近い目的で、パンテックでは、NPO法人 ヒマラヤン・グリーンクラブが近江八幡市で開催している森林ボランティアにも全社員で参加しています。その具体的な取り組みについては、別の機会にご紹介いたします。さらに社内の取り組みだけではなく、廃プラスチックのリサイクルに関連する情報(法令の改正や業界トレンド、他社の取り組み事例など)を定期的に配信していく予定です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

まとめ

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