滋賀県下では、6月16、23、30日の3週間に渡り、「琵琶湖市民清掃」が実施され、多くの県民が参加いたしました。
パンテックも毎年琵琶湖のクリーンアップを実施。お越し下さったことがある方はご存知かもしれませんが、本社は瀬田川に隣接しています。
※赤点はパンテック本社位置
年に一度の琵琶湖市民清掃とあり、私たちも気合十分。この日は二手に分かれ、二時間で2㎞ほどを歩いて瀬田川沿いのゴミ拾いを行いました。
※青マーカーの引いてある箇所が今回の清掃実施エリア
実際作業に取り掛かってみると、コンビニのレジ袋をはじめ、玩具やプラ容器、最も大きいものでは自転車といったものが捨てられていました。この日回収できたゴミの量は45ℓのゴミ袋15個分にものぼり、プラスチックに関するごみは全体の30%ほどを占める割合となりました。
私たちの生活に必要不可欠な水を届けてくれる琵琶湖。今回の清掃を通して、残念ではありますが、こうして瀬田川沿いに落ちているゴミたちが、すべて琵琶湖から流れてくるということが分かりました。滋賀県 琵琶湖環境部 琵琶湖保全再生課の調査発表内容によると、マイクロプラスチックは今や海だけの問題ではなく、この琵琶湖においても顕著に見られる事象となってきています。
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たった一人の身勝手な行動が原因で、私たちの大切な資源がいとも簡単に汚されてしまうという現実に改めて向き合った日となりました。当然ながら、この問題は琵琶湖内だけにとどまらず、琵琶湖から流れ出たゴミが川へと流れ海へ入り、現在世界各国で課題として認識されている海洋プラスチックごみや、マイクロプラスチック問題といったものに繋がっているということも忘れてはならないところです。
しかしながら、黙って指をくわえているだけではこの問題は解決しません。滋賀県としてもこの問題の解決に向けた取組施策を実施しています。既に始まっているものとして、マイバッグ持参に向けた啓蒙活動推進や、「ごみゼロしが」といった取り組みを元に、消費者の意識改革へと乗り出しています。
この意識改革は、行政と消費者だけに留まりません。
日本の各企業では、自社で出たスクラップを自社内で自己完結させるリサイクルへとシフト転換が進んでいます。例えば原料として再利用することや、新たな製品を作成することで、循環型社会の実現へ向けた動きが加速しています。
私たちの暮らしに身近な物へと姿を変えることも難しい話ではありません。
時計や筆箱、鉢植えやコースターといった生活に溶け込む雑貨に変貌するという事例も生まれています。
廃プラのリサイクルコンサルティングだけでは終わらせない-
これからもパンテックは、SDGS 17個のゴールの一つである「つくる責任 使う責任」の使命を果たすようなリサイクルコンサルティングを提案してまいります。
出典
*¹滋賀県琵琶湖環境部 琵琶湖保全再生課 マイクロプラスチック問題について
令和元年6月25日発表資料
参照URL
・大津市【環境政策課】令和元年度 琵琶湖市民清掃について
(http://www.city.otsu.lg.jp/machi/gomi/23894.html)
・滋賀県 ごみ減量・資源化の取組
(https://www.pref.shiga.lg.jp/gomizero/work/effort/index.html)