2022.02.04

京都産業大学、立命館大学でプラスチックリサイクルについて講義

 京都産業大学、立命館大学(びわこ・くさつキャンパス)の2校にて、各校の卒業生である弊社社員がプラスチックリサイクルに関する講義を行いました。講義では次世代を担う学生にプラスチックリサイクルの国内外の現状や課題をお伝えし、今後取り組むべきことなどを検討しました。

 ご存知の通り、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)が2015年9月の国連サミットで採択されたことを一つの契機として、現在、世界的にグリーンシフトが加速しています。これほどまでに「サステナブル」が重要視されるようになっているのは、地球が持続可能ではないことの裏返しとも言えるのではないでしょうか。
SDGs は2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であり、誰もがその推進に取り組む当事者です。また、これから社会に出ていく学生にとっては、将来どのような仕事に就いたとしても、環境への配慮が求められることになります。

 プラスチックリサイクルはSDGsにおける多くのゴールにも関連するテーマです。今回は限られた時間ではありましたが、国内外でプラスチックリサイクルを推進する立場からプラスチックリサイクルの“リアル”をお伝えさせていただき、それを踏まえた上で、持続可能な未来に向けて今後取り組むべきことなどを検討しました。

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京都産業大学

 2021年11月10日(水)に京都産業大学へ訪問し、「保健体育科教育法2」の履修者を対象として、教員、一般企業への就職を希望する26名を対象に、同校の卒業生である国内営業の社員がお話をさせていただきました。
 今後社会人として将来を担う学生の皆様に、環境に対する課題や今後求められる取り組みについて考えて頂ける有意義な時間となりました。
以下が講義担当者の感想です。

■ 国内営業 T・N

 卒業した大学にゲスト講師として改めて足を踏み入れることになろうとは、全く予期しておらず、貴重な機会をいただけたことに感謝いたします。学生の皆様に対して、プラスチックリサイクルについての講義をさせていただけたことは、非常に嬉しく貴重な経験でした。
 身近な生活でどれほどのプラスチックを使用して、そして廃棄されているか。学生の驚きと共に、他人事ではないという素直な反応が非常に嬉しかったです。
 今や人類の生活に密着している素材であるプラスチックは、今後の世界的な人口増加に伴い、ニーズが拡大していくことが予想されています。
 「プラスチック資源循環促進法」の施行を控える今、プラスチックの資源循環は時代の要請と言えるのではないでしょうか。
 プラスチックを悪とみるのでなく、貴重な資源として活かせるかどうかは、一人ひとりが日々の生活の中でこの課題に対してどのようにアプローチ出来るのかにかかっていると言っても過言ではありません。
 今回は短い時間ではありましたが、私たちが推進している「環プラ®」の重要性をお伝えすることができたのではないかと思います。
 学生の皆様が曇りなき瞳で未来を見据える姿が印象的で、講義を通じて改めて「環プラ®︎」が必然としてある世界を作っていかなければいけないと強く感じました。

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ここからは学生の皆さんからいただいた講義の感想をご紹介します。

• プラスチックの現状や問題の背景および再利用の重要性についての理解ができた。
• ペットボトルのリサイクルの現状(手作業での選別の大変さ)を知ることができた。
• 分別について一人ひとりの意識づけが重要と理解できた。
• 食品や食材の表示を見て、環境を守ることにつなげたい。
• 自身の排出したプラスチックゴミがマイクロプラスチックとなり人間や魚に悪影響を与えていることを理解した。
• 普段店頭回収のBOXにいれているものが実際どのような流れでリサイクルされているかを知ることができ、積極的に店頭回収に協力しようと思った。
• 環境を守っていく立場の視点から意見や取り組み方法を聞くことが出来て興味深かった。
• ペットボトルを捨てる際に、ラベルやフタを分別しないといけない理由が分かった。
• 自身が排出したプラスチックごみがまたマイクロプラスチックとして体内に戻り体にも影響を及ぼしていることを知り、より一層プラスチックの再利用について考え直すきっかけとなった。
• ペットボトルを粉砕し、新たな商品を作り出す会社があることを知り、興味を持った。

 

立命館大学(びわこ・くさつキャンパス)

 2021年11月19日(金)には立命館大学びわこ・くさつキャンパスに訪問し、卒業生の社員が薬学部の学生約100名を対象に講義を行いました。
 当日はプラスチックのメリット、デメリットを書き出し個人の考えを全体で共有し、そこからプラスチック廃棄物が環境にもたらす影響やその影響を抑える対策を学生の皆様とともに考えました。

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 人間は、生活をしている中でマイクロプラスチックを1週間で約5グラム摂取していると言われています。マイクロプラスチックとは、5ミリ以下の微細なプラスチックのことを言います。マイクロプラスチックはもともと5ミリ以下の大きさのプラスチック、その他にもともと5ミリ以上の大きさがあったプラスチックが海洋中で紫外線により劣化し5ミリ以下の大きさになったものの2種類に分けられます。このようなマイクロプラスチックを摂取した魚を人が食べることで人体まで行き届くなど、気づかない間にマイクロプラスチックを摂取してしまっているという現実があるのです。

 現状としてマイクロプラスチックによる人体への影響は解明されておりませんが、がんの発生や代謝性疾患の発症を引き起こす可能性のある化学物質が検出されているとの報告があります。
一見関連性がないように思える薬学部とプラスチックですが、このような観点からプラスチック汚染の問題について考えてみると、薬剤師を目指す学生の皆さんにも自身の研究領域に引き寄せることができ、これまで以上にこの問題に対して当事者意識を持つことができたのではないでしょうか。

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以下が講義担当者の感想です。

■ 海外営業 Z・L

 久しぶりに母校に帰り、私が社会に出て蓄積してきた知識、並びに経験を後輩に共有することができ、非常に有意義な時間となりました。

 全世界がSDGsを推進している中、我々の生活に利便性をもたらしたプラスチックをいかに有効活用するかという課題は、地球環境を保護する視点からみると日々の生活において深い関連があると考えております。
「積小為大」という言葉がありますが、この課題の解決に向けて日々の生活の中で取り組める方法を考え、実行していくことは非常に重要だと思います。
 プラスチックリサイクルに関しては、学生の皆様にはあまり馴染みのない領域だったと思いますが、非常に興味を持っていただき、積極的に発言をしてくれました。
 パンテックは近江商人の「三方よし」を会社の経営理念として事業活動を行っています。「三方よし」のうち、「世間よし」の部分においては、より多くの方の環境意識を向上させることが使命であると考えております。
 私たちパンテックはビジョンとして「プラスチックの資源循環経済の構築を通じて地球を再生する」を掲げていますが、その実現はパンテックだけでは到底実現することはできません。
今後も「環プラ®︎」の意義について多くの方にお伝えできる機会を作っていき、私たちの考え方に共感いただける皆様と共にこのビジョンの実現に向けて取り組んでいきたいと考えています。

 

ここからは学生の皆さんからいただいた講義の感想を抜粋してご紹介いたします。

• プラスチックが様々なものにリサイクルされていることを知り、同時にプラスチックのメリット、デメリットを改めて認識することができた。それにより便利なものが時には環境に影響を与えるものであることを再確認できた。
• ペットボトルが分解される過程を見て、今後しっかりキャップやラベルもきちんと分けようと思った。
• 再利用までたくさんの手間がかかっていることを知り、出来る限りマイボトルを持ち歩こうと思った。
• 891万トンという数字が日本における廃プラスチック量であることを知り驚いた。
• 毎年膨大な量が生産されるプラスチックを再利用することで、持続可能な社会に繋がると考えた。
• 全員参加型の講義だったため、他者の意見を聞くことができ参考になった。
• 環境を守るために、自分たちができる身近なことの中で取り組めることを探そうと思った。
• プラスチックのメリットとデメリットをいざ問われると、日常の中にありすぎて逆に自分が全く意識を向けられていなかったことに気づいた。
• 普段からリサイクルが環境に良い事であることは知っていたが、実際にどのように処理をされているのかを知らずリサイクルをしていたので実感がなかったが、今回の講義を通じてリサイクルを継続しつつ意識をしてエコ製品の選択をしようと思えた。
• エコバッグを持つ理由を経済性ではなく、環境を守るためと言えるようになりたいと感じた。

 今回、講義をさせていただいたのは、環境意識が高いとされる「Z世代」の学生でした。Z世代とは1990年代の半ばから2012年頃に生まれた世代で、今や世界人口の25%程度を占めており、今後の消費の主役と目されております。彼らは気候変動の弊害を強く受けることから、環境意識が高いと言われておりますが、今回の講義を通しても、彼らの意識の高さを感じることができました。
 Z世代はこれからの気候危機時代の「デフォルト」を作っていく世代です。2030年のSDGsの目標実現には彼らの存在が欠かせず、改めてESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)の重要性を再認する機会となりました。
 パンテックは今後もプラスチックリサイクルの業界リーダーとして、そして「環プラ®︎」プロデュースカンパニーとして、プラスチックリサイクルに取り組むことの重要性を発信していきます。

 

 

まとめ

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