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HDPE(高密度ポリエチレン)の特徴
高密度ポリエチレン(HDPEまたはPE-HD)は、他のポリエチレン(PE)と比較し硬い性質から硬質ポリエチレン、製法から中低圧法ポリエチレンとも呼ばれる。
- 比重0.942以上。不透明。フィルム成形しても白色のまま透明にはならない。
- 臭気が低く無毒性。
- 引っ張り強さや衝撃強さに優れる。
- 耐寒性に優れる。-80℃の低温下まで機械的特性が低下しない。
- 耐水・耐薬品性に優れる。
- 電気特性が良く、絶縁性に優れる。
- 耐候性は低い。
- 燃焼カロリーが高い。
- 成形収縮率が大きく、ヒケやソリが出やすい。
- 加工性に優れる。
- フィルムはガスバリア性・防湿性に優れる。裂けやすいが延伸すると強靭になる。
- HDPEの使用量としては押出成形品が最も多い。
HDPE(高密度ポリエチレン)の主な用途
- 日用品や包装容器
- 化粧品・シャンプーなどの家庭用品
- 広範な容器・運搬用コンテナ・文具・家庭用雑貨など
- 洗剤容器、水道・ガスパイプ、魚網・漁船用ロープ、レジ袋、ビールケース
- ショッピングバッグやブルーシート
- 灯油用ポリタンクやプラスチックドラム缶