PET(ポリエチレンテレフタレート)

おもな用途

  • PETボトル、衣料用繊維(テトロン、ポリエステル)、フィルム・磁気テープの基材。

  • ガラス繊維を充填した強化PETは、機械的強度や寸法安定性が向上し、エンジニアリングプラスチックとして使用される。(電気、機械部品用途など)

特徴

PETは、飲料容器として知られるペットボトルのほか、フィルム・磁気テープの基材、衣料用の繊維など(フリースなど)に用いられる。
熱可塑性の合成繊維の中では、その結晶性から比較的熱に強く、生産量は最も多いため、ペットボトルから繊維へといったリサイクルが比較的普及している樹脂である。

他のプラスチックに比べて炭素より重い酸素が多いことから、密度が水より重く沈みます。

  • 耐熱性に優れる。(熱変形温度240℃、連続耐熱温度150℃)

  • 耐寒性に優れる。(-60℃)

  • 透明性が良い。

  • 電気絶縁性が良い。(耐アーク性:90~120sec)

  • 耐薬品性が良い。

  • 耐摩耗性が良い。

  • 耐溶剤性に優れる。

  • ガラス繊維を配合すると、エンジニアリングプラスチックとして用いられる。(耐クリープや耐疲労性が大きく、成形性、寸法安定性が良い。)

  • 燃やしても有害ガスを出さない。

  • 単体では脆い。(エンプラとして使用する際にはガラス繊維などで強化する。)

  • 高温やアルカリ雰囲気で加水分解を起こす。

  • 耐衝撃性が向上 汎用PSの5~10倍強い。ゴムを増量した分向上。

  • 耐熱性、剛性の低下 一般的にゴムを配合した分、耐衝撃性以外の諸物性が低下し、透明性も無くなる。

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